内容不明な入出金はとりあえず仮勘定(仮払金・仮受金)で記帳しておく

通帳やカード明細を見ていると、「あれ?これ何の支払いだっけ?」とか、「この入金はなんだ?」といった内容不明な入出金に遭遇することもあると思います。そのような場合には、一旦「仮払金」や「仮受金」のような仮勘定で記帳しておくことをオススメします。

もちろん確定申告までには内容を調べる必要がありますが、期中や忙しい時はそこまで急いで対応する必要もありませんからね。一旦仮勘定で記帳しておけば、後からゆっくり調べることが出来ます。

目次

仮勘定(仮払金・仮受金)の使い方

内容不明な出金は「仮払金」で記帳する

内容不明な出金やクレジットカード等の利用の場合は、「仮払金」を使って、以下の通り記帳します。

▶銀行口座からの出金の場合

仮払金 ××/預金 ××

▶クレジットカードの利用の場合

仮払金 ××/未払金 ××

そして後で内容を調べて、内容が分かった時に「仮払金」をあるべき勘定に振り替えます。例えば、通信費だった場合には以下で記帳します。

通信費 ××/仮払金 ××

内容不明な入金は「仮受金」で記帳する

逆に、内容不明な入金があった場合は、「仮受金」を使って、以下の通り記帳します。

▶銀行口座への入金の場合

預金××/仮受金 ××

▶クレジットカードで戻しがあった場合

未払金××/仮受金 ××

そして後で内容を調べて、内容が分かった時に「仮受金」をあるべき勘定に振り替えます。例えば、クレジットカードで通信費として記帳していた取引の取り消しだった場合には以下で記帳します。

仮受金××/通信費 ××

まとめ

仮勘定という勘定科目はその名の通り、一時的に使う勘定科目です。そのため、確定申告時にはちゃんと内容を調査して、あるべき勘定に振り替えましょう。仮勘定のままだと、収益や費用などの記帳漏れの可能性があるためです。

実務的な観点からは、この仮勘定をうまく使うことで日々の記帳をよりスムーズに進めることが出来るので、使えるようにしておくと便利な勘定科目です。

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