今日は以前から気になっていた東京商工会議所(以下「東商」)について色々調べてみました。そして、早速東商に電話をして、面談と申し込みをしてきたので、今日はその辺のお話をしようと思います。
なぜ商工会議所に入ろうと思ったか
私の営業戦略としては、ブログやSNSからの流入をメインに考えています。こうしたオンライン集客のメリットとしては、以下があります。
- ブログ等を予め確認してもらっているので、仕事内容や基本的な価値観で認識相違が起きづらい。
- 紹介会社を使わないので、広告費がかからない。
- ブログの蓄積によって情報資産が増えていく。
ただ、オンラインだけの営業だとちょっとバランスが悪いような気もしています。というのも、ブログのSEO効果もすぐには表れないでしょうし、ひたすらブログだけを更新していくのはネタ的にも、精神的にも結構つらいものがあります。
そこで、オンライン営業だけなく、最近はリアルでの営業にも力を入れていこうと思いました。リアルの営業としては、やはり一番大事なのは「人に会う」ことだと考えています。人と会って、色々な話をするなかで、事業者の悩みを聞けたり、自分が話す練習になったり、お客さんの紹介につながる可能性もあります。
そこで、リアルの営業戦略の一つとして、中小事業が集うイメージのある東商への入会を検討することにしました。
東京商工会議所とは?
商工会議所については、経営相談や融資相談など幅広いサポートをしているという漠然としたイメージはありましたが、直接話をしたこはなかったので、まずは商工会議所についてネットで色々と調べてみました。
その結果、自分が期待する人脈形成や販路拡大に繋がるようなイベントやツールもありそうだということが分かり、入会資格等についても問題なさそうだったので、申し込みをする方向で考えました。ちなみに、東商の入会資格等は以下の通りです。
東商への入会に関する手続き詳細はこちら
入会資格 | 東京23区内で営業している商工業者。法人、個人事業主いずれも入会可能。 |
入会金 | 3,000円 |
年会費 | 法人:1口(15,000円)以上 個人:1口(10,000円)以上 |
経理処理 | 入会金・年会費は全額経費算入可能 |
電話→面談→申し込み
東商への入会に関しては、東商の会員アドバイザーという方が電話相談を受けているとHPに記載があったので、とりあえず電話して入会を検討している旨をお伝えしました。
最初は入会に関する資料を送付するような流れでしたが、自分は直接お話したいということを伝えて、それでもOKということだったので、15時に面談予約をしました。(東証の商工会議所本部は東京駅の近くにあります。皇居の目の前です。)
そして面談の時間となり、会員アドバイザーの方から改めて東商や会員となることのメリットなどについて色々教えてもらいました。お話を聞いた要旨としては、以下のような感じです。
- 東京23区では8万を超える事業者が登録。
- 法人の場合、担当者というよりは経営者が直接参加しているケースが多い。
- 士業でも販路拡大や士業同士のつながりを求めて加入している方も結構いる。
- 加入者の年齢層は若い方から中高年の方まで幅広い。
- コロナ禍で直接の交流会は少ないが、オンラインは定期的に開催。
- 経営相談、販路拡大、情報入手という様々な面でサポートがある。
- 人材教育のための研修講座も充実。
- 加入申し込みの相談は日によっては1日5件もあり、結構多いとのこと。
東商のサービスに関するパンフレットを見ながらの説明で時間的には20分ぐらい話しました。まー事前に東商のHPは色々見ており、概ね想定通りの内容だったので、そのまま会員加入の申し込み手続きをお願いしました。
手続きとしては、加入申込書をその場でもらえるので、そこに必要事項を記入して、個人印と引き落とし用の銀行印を押印して完了です。控えももらえます。
ただし、実際の加入日は毎月の締め日があるようで、私の場合は12月9日となりました。加入日付けで会員番号が発行され、会員証・サービスガイド・ステッカー・サービス優待券などが郵送されるとのことです。
個人的に使えそうだなと思ったサービス
実際に話して、使えそうだなと思ったサービスについてご紹介します。
ビジネス交流会
東証では、会員同士の交流会や士業同士、また会員企業と士業とを対象とした交流会を開催しており、これらへの参加を通じて少なからず人脈形成には活きてくると思いました。ただ、コロナ禍ということもあり、今は対面での開催は少なく、基本的にはオンライン開催とのことでした。今後はコロナの終息とともに開催数も増やしていきたいということだったので、今後に期待ですね。
東商のビジネス交流会についてはこちら
東商 社長ネット
自社をPRする場として、「社長ネット」という特設ページが東商にあるみたいです。このページでは自社のPRを行い、会社HPのリンクを張り付けることが可能で、東商からの被リンクの獲得という点でSEO的にメリットがあるのとことです。実際どれだけの効果があるかは分かりませんが、年間累計アクセスは30万以上ということで、一定の効果はありそうです。会員であれば無料なので、使って損はないですね。
東証の社長ネットについてはこちら
個人的に残念だなと思ったこと
士業特有だとは思いますが、個人的に残念だなと思ったこともありましたので参考までにご紹介します。
経営相談等に関する直接の仕事の依頼はない
私のような士業の場合、事業者としての会員になること以外に、専門家として東商と付き合いを持つことも出来るかも?と淡い期待を持っていましたが、そういったことは特にやっていないそうです。経営相談等の専門家サービスは税理士会や会計士協会などの団体を通じてやり取りがあるようで、こうした取り組みに興味がある場合は、各団体へご相談くださいとのことでした。
東商の会員サービスのコスパは結構いいと思った
ここでは紹介していませんが、東商のサービスとしては、中小事業者の経営相談(創業、事業承継、事業再生など)や資金調達に関する相談に力を入れている感じはありました。パンフレットでもサービスメニューの一番最初に来ているぐらいです。
質や量の問題はあるかもしれませんが、こういったサービスが年会費2万円いかずに受けられるのであれば(口数によっては2万円超えます)、かなりコスパがいいのではと思います。私の場合は、販路拡大や人脈形成がメインですが、それでも年会費1万円であれば全然安いと思いました。
会員加入の手続きが完了次第、東商のサービスをフル活用していこうと思います。皆様ももしご興味があれば、商工会議所への加入を検討されてみてはいかがでしょうか。