3月に入り個人の確定申告も後半戦に突入しています。確定申告では自分の所得を正しく申告することが求められますが、そのためにも税務署から通知される「確定申告等についてのお知らせ」はちゃんと確認しておきましょう。
本記事では、この「確定申告等についてのお知らせ」を確認する必要性、確認方法について解説します。なお、申告等のお知らせは法人確定申告でも通知されますが、本記事では個人事業主の場合を前提にお話します。
「確定申告等についてのお知らせ」を確認する必要性
このお知らせには、ご自身の税額に影響を与える重要な事項が記載されています。例えば下記↓
- 青色申告か、白色申告か
- 消費税の届出書の提出状況
- 所得税・消費税の予定納税の状況
- 振替納税・ダイレクト納付の利用状況
- 確定申告の申告期限・納期限
上記1から3は税額にダイレクトに影響しますし、4・5も申告納税手続きで重要な情報になります。
したがって、正確な税額算出のためというよりは、節税するため、不要な税金を支払わないためにも、「確定申告等のお知らせ」については、申告前に必ず確認するようにしましょう。
「確定申告等についてのお知らせ」の確認方法
この書類の確認方法は、e-Taxを利用しているかどうかで変わります。e-Taxを利用している人は、毎年1月中旬から下旬にかけてe-Taxのメッセージボックスに格納されるため、税務署からお知らせメールが届いたらPDF等で保存しておきましょう。
確定申告等についてのお知らせのメッセージボックス格納時期について(e-Tax)
確定申告等についてのお知らせ(記載例)
e-Taxではなく、ご自宅等で国税庁ホームページから申告した人や税務署の申告会場で申告した人などは、e-Taxでの通知に変えてハガキが送付されます。詳細は下記ご参照ください。
確定申告書の事前送付に関するお知らせ(国税庁)
「確定申告等のお知らせ」はe-Taxやハガキで漏れなく通知されるような工夫がなされていますが、開業初年度の方などタイミング的に事務手続きが間に合わない場合もあります。そのような場合には、必要に応じて税務署に電話等でご自分の状況を確認されることをオススメします。
まとめ(無駄のない申告納税に向けて)
「確定申告等のお知らせ」は税理士も必ず確認するぐらい重要な情報です。
無駄な税金を払わないため、申告作業を素早く終えるためにも、「確定申告等のお知らせ」はちゃんと確認するようにしましょう。