せどり物販で金融公庫から1,500万円の融資が調達出来た理由【1,000万円越え融資は可能!】

つい先日、せどり物販をされている顧問先の融資サポート業務で、金融公庫から1,500万円の融資を得ることが出来ました。全額仕入の運転資金で、新規開業資金制度を利用しています。

金融公庫の創業融資では、1,000万円が実務上の上限と言われている中、1,500万円融資はかなり良い結果だったと思われます。しかもこの方は今回が初めての融資です。全額運転資金でかつ初めての公庫融資で1,500万円という融資結果となり、正直私も驚きました。

本記事では上記1,500万円の融資が実現出来た理由や要因についてお話します。

本事例の前提としては以下のような感じです。個人情報もあるので、かなりざっくりしていますがご了承ください。

  • 事業内容はせどり物販とポイ活
  • 業績は好調で売上は億は優に超えているレベル
  • 事業主体は個人。本業は会社員

事業内容的に説明が必要になる点がややネックではありましたが、業績は好調で売上規模は大きい。事業的な強さもあり、資金使途も明確であったことから、ある程度の融資はいけそうな方ではありました。

で、結果的に1,500万円の融資となる訳ですが、これが実現出来た主な要因としては下記3点があると私は考えています。

  1. 事業の業績や内容が良かった
  2. 創業計画書や収支計画書をちゃんと作り込み、面談も概ね良かった
  3. 税理士紹介パワー

まず一番大事なのは融資の対象となる事業の業績や内容。利益が出ていないビジネスにお金を貸しても返ってこないので、利益が出ていないと話になりません。そして、事業の構造的な強さも大事です。つまり競合他社との差別化や市場環境、将来性などですね。これらの観点でこの方は申し分なかったと思います。

次に創業計画書などの申込資料や面談の内容。公庫の担当者からは初回融資ということもあり、創業計画書を出すように言われていました。創業計画書は、定性的な部分では漏れなく・しっかりと内容を記載し、定量的な部分では収支計画書もちゃんと作っていたことから、創業計画書に関する質問もそこそこに面談は順調に進みました。面談は今回は私も同席していたのですが、事業主さんの受け答えもよく、いい面談だったと思います。

そして最後に税理士紹介パワーです。今回の融資では税理士からの紹介ということで、私がいつもお世話になっている公庫の担当者の方がそのまま融資担当となって頂きました。このような進め方は私も初めてだったのですが、やはり初めての方が担当するよりも話は早くて、私の顧問先ということもあり、トントン拍子で話は進んでいきました。なんと融資面談の翌営業日には結果が出るというスピード感です。

とまーこんな感じで1,500万円の融資が決まったわけですが、とにもかくにも一番大事なのは融資対象となる事業の業績(計画含む)や内容です。これが良くないとさすがに融資は難しくなります。そして、融資の成功率をアップさせるやり方として、税理士紹介パワーは絶大ということ。サポートしてくれる税理士の腕にもよりますが、融資の成功率や融資額の引き上げを希望している方は税理士のサポートを受けてみるのはありだと思います。ただ、高すぎる報酬にはご注意を。

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