融資は事業を行う上でとても大事な要素です。
新規開業する時、事業拡大する時、経営や資金繰りが苦しい時の運転資金など融資は様々な場面で利用できます。
そんな融資ですが、融資を利用する時の大事な考え方の一つに「融資は受けられるときに受けておく」という考え方があるので、今日はその考え方の重要性について解説します。
なぜ融資は受けられるときに受けておくべきなのかというと、理由は大きく2つあります。
【理由①】融資は受けたいときに受けられるとは限らない
まず1つ目の理由が、融資を受けたいときと受けられるときは必ずしも一致しないという点です。
融資が必要な場面の一つに業績や資金繰りが苦しい時というのがあります。ただ、そうした苦しい場面だと業績や先行き不安等の理由で銀行の融資審査も厳しくなり、融資を受けるのは容易ではありません。
なので、融資は業績がいい時に受けておくようにしましょう。そうすれば、もし業績が苦しくなったとしても過去に受けていた融資で経営のピンチを切り抜けられます。
【理由②】融資が受けやすいタイミングがある
そしてもう一つの理由が融資には受けやすいタイミングがあるという点です。
融資を受けるというのは決して簡単ではなく、経営者の資質、実績、事業の中身、将来性など様々な観点で銀行からの審査を受けることになります。ただでさえ大変な融資審査ですが、融資には受けやすいタイミングというものがあり、そのタイミングを活かすことで比較的簡単に、かつ有利な条件で融資を受けることが出来ます。
じゃあ融資を受けやすいタイミングって?という話になりますが、それは下記記事で詳しく解説していますので、もしご興味があればご覧ください。簡単に言うと、起業前後や業績のいいとき、銀行の決算月前(2月~3月・8月~9月)が融資を受けやすいタイミングとなります。
以上、なぜ融資は受けられるときに受けておくべきなのかという理由についてでした。
特に理由①については、状況によっては融資が受けられず万事休すということにもなりかねないので、特に注意が必要です。まとめると、融資は業績が厳しくなる前に受けるようにし、そしてより有利な条件で融資を受けるためにも融資を受けやすいタイミングを見逃さないようにするとよいでしょう。