会計事務所とは別にコンサル会社を作って、1か月ぐらいが経過しました。その間、税理士や社労士などの士業からのDMが4通ほど届きました。自分も税理士なので依頼することはもちろんないですが、同業ということで「なるほど~こういうDMはいいね」みたいな感じの気づきがあります。
今日は会社設立後間もなく来る士業からのDMについて、メリットやデメリットなど、同業者として思うことを書きたいと思います。
会社設立後すぐに来るDMのメリット
【売る側】新規顧客の獲得につながる可能性は高い
売る側、つまり士業側の視点に立つと、会社設立後間もない会社にDMを送付することで、新規顧客獲得につながる可能性は十分にあると思います。
実際DMをもらってみて思うのは、会社設立後は色々とやらないといけないことも多い中、依頼した際のメリットなどが感じられるDMをもらうと、ちょっと話を聞いてみようかなという感じにならなくもないです。
税務顧問や社労士業務のニーズが合って、料金などが合うようであれば、問い合わせなども結構来るんじゃないかなと思います。
【買う側】士業探しに役に立つ
買う側、つまり会社設立した事業者側の視点に立ってみると、会社設立後間もない段階で士業からのDMが来ると、税理士や社労士などの士業探しに役立つので、そういったメリットはあるかなと思います。
例えば税理士にしても、色んな人がいて、料金もバラバラなので、自分に合う税理士を探すというのは結構大変だし、難しいことなのではと思います。そんなときに、近場の税理士からDMが来たら、税理士に依頼すればどんなことが出来て、料金がどのくらいなのかということが分かったりするので、そのDMをくれた税理士に依頼せずに話を聞くだけでも、結構役に立つかなと思います。
会社設立後すぐに来るDMのデメリット
【売る側】実施コスト・クレームリスク
DMを発送するにはもちろんお金がかかります。デザイン料、印刷代、郵送料、問い合わせなどに対応する人件費など、そういったコスト負担があるので、それを回収できる程度には新規顧客をゲットしたいところです。
そして、もう一つのデメリットとして、DMは不特定多数の事業者に送付することになるので、中にはそういったDMを迷惑に感じられる方からのクレーム(お叱り)も少なからずあるという点です。私は同業者ですし、自分もポスティングをした経験などもあるので、気持ちは分かりますが、人によってはそういったDMが来たら迷惑ということでクレームの連絡をされる方もいらっしゃると思います。
実際にDMが来ている税理士法人のGoogle口コミには、DMや営業方針に対するクレーム(お叱り)のコメントがついていました。相手が希望してもいないのに、勝手にDMを送り付ける訳ですから、クレームなどが来るのも致し方ないというか、当然です。そういったクレームが来た場合には、誠意をもって対応する必要があります。
【双方】合わない相手の可能性も全然ある
これは売る側、買う側の双方に言えることですが、DMではお互いに事前に相手のことをよく理解はしていないので、自分にとって合わない可能性があります。それは、仕事の仕方や内容、料金、そして人間性など色々な部分で自分に合わない可能性があります。
売る側にとっては、自分が得意ではない分野、対応できない業種などにDMを送付してしまうリスクがありますし、買う側にとっては実際に話を聞いてみたら追加料金がすごかったり、対応が悪かったりなど、DMだけでは分からないこともあります。
そのサービスを買うかどうかは当然買う側に委ねられているので、自分に合うかどうかは料金も含めて、しっかりと検討されることをオススメします。士業にも色々な人がいるので、料金や仕事の進め方など、自分に合いそうな方が見つけられるといいですね。
まとめ
実際に自分で会社を設立してみると、同業者からのDMも来るので色々と興味深かったです。自分みたいなソロ会計事務所だと新規が増えすぎると対応できないので、現状は会社設立してすぐの方へのDMは現状は難しそうですが、今後事務所が大きくなったらチャレンジしてもいいかなーと思いました^^