コナン映画の最新作『ハロウィンの花嫁』を見てからコナンにプチハマり中です。そんな中、『ベイカー街の亡霊』を見ました。(過去に何度か見たような気もしますが、記憶はほとんどないです)
本作は、コナン映画の人気ランキングを掲載している多くのサイトで1位となっているのですが、実際に見た率直な感想としては、確かに1位となるのも納得の面白さ、魅力がある作品だなと思いました。
なぜそう思ったのか、本作を見た感想や、私が思う本作の見所などをお伝えします!
『ベイカー街の亡霊』を見た感想と本作の見所
シャーロック・ホームズを題材にしたストーリーが粋
本作では、現実世界での殺人事件のヒントを得るために、コナン達が仮想現実であるVRの世界に行って、そこでの謎解きに奮闘するという姿が描かれるのですが、このVRの世界が実際のミステリー小説としての有名なシャーロック・ホームズを題材にして作られています。
ミステリーアニメであるコナンの中で、実際にミステリー小説として有名なシャーロック・ホームズの話が出てくるということで、なんとも粋なストーリーだなと思います。
このVR世界では、シャーロック・ホームズ本人だけではなく、助手のワトソンやモリアーティ教授、また現実世界のイギリスでも起こった凶悪事件「切り裂きジャック」も出てくるので、ミステリー小説好き、とりわけシャーロック・ホームズ作品が好きなミステリー好きの方からすれば、もう最高なのではないでしょうか。
自分はミステリー好きという程でもありませんが、それでもシャーロック・ホームズの名前は知っていますし、ミステリーアニメの中でミステリー小説の話が出てくるという何とも粋な演出には魅力を感じずにはいられません。
シャーロック・ホームズ作品や、ミステリーが好きな方であれば、本作は是非オススメしたいと思います^^
フルダイブ型VRの設定が良くできてる
本作では、現実世界で起きた殺人事件のヒントを得るためにフルダイブ型のVR世界に行くのですが、そのVRの設定が良くできているなーと思いました。
フルダイブ型のVRというと、自分はアニメ『ソードアート・オンライン』を思い出しますが、このアニメが放映されていたのが2012年で、コナン『ベイカー街の亡霊』が劇場公開されたのが2002年なので、この時からここまでしっかりとした映像作品としてフルダイブ型のVRを表現しているのはすごいなーと思いました。
一人用のカプセルに入って頭に装置を装着して、仮想現実の世界に行く。そして、仮想現実の死は現実世界での死にもつながるという設定で、まー今となってはよくある設定と思いますが、2002年の時にここまでハラハラドキドキな設定で映画を作っていたのには驚きです。
細かい部分でツッコミどころがない訳ではありませんが、それでもこのVRの設定がしっかりしているおかげで、本作のストーリーに重厚感とハラハラドキドキ感をいい感じに与えてくれていると感じました。
コナン映画で最後のセル画としていい味が出てる
本作は、コナン劇場版の作品の中で、セル画として制作された最後の作品らしいです。本作の次作である『迷宮の十字路』からはデジタルで作成されているそうです(出展:wiki)。
確かに最初見た時に結構絵が古く感じたのですが、セル画世代に私にとっては、むしろ好きな絵で、見ていて懐かしい感じもして、とても良かったです。
セル画ってなんであんないい風合いを出してくれるんですかね。自分の子供時代が被っているからかもしれませんが、セル画独特の味わい深い感じが、本作の魅力の一つかなと私は感じました。
まとめ
コナン映画ランキングとかで検索すると、たいてい本作『ベイカー街の亡霊』が1位となっているのですが、実際に見ると1位となるのも納得の面白さや魅力がある作品でした。
特にシャーロック・ホームズ好きの方やミステリーがお好きな方には是非オススメしたい作品です!