契約書を製本テープを使って製本する方法・捺印の場所・収入印紙の消印について

私は職業柄、お客さんと契約書を取り交わす機会が多くあるのですが、その契約書の製本も自分で行っています。

今日は、そんな私が契約書を製本する方法や、製本時の注意点について具体例付きで解説します!

目次

契約書の製本方法

製本テープを使うと製本も簡単♪

契約書を製本するときは、偽造防止(割り印がしやすい)・作業効率(剥がして貼るだけ)の観点から『製本テープ』を使うと便利です。

製本テープは文房具店に売ってあります。私は最寄りのヨドバシカメラの文房具店で下記を購入して利用しています。10枚入りで325円でした。

製本テープ

使い方はとっても簡単で、詳しくはこの後ご説明しますが、はくり紙を剥がして、左側のホチキス止めしたところに上から貼るだけです。

とっても簡単♪

具体的な製本手順

それでは、実際の契約書で製本してみましょう。

STEP
ホチキス止めの位置を確認する

製本テープの右半分に契約書を載せて、右半分のちょうど真ん中ぐらいの位置にホチキス止めをする大まかな位置をシャーペン等で印をつけます。

上記で付けた印は製本テープを貼れば見えなくなるので、きれいに付けなくても大丈夫です!

ホチキス止めの位置を決める
STEP
ホチキス止め+製本テープの半分を下から貼り付け

先ほど印をつけた箇所をホチキス止めをしたら、製本テープの右半分のはくり紙を剥がして、契約書の裏側から貼り付けます。

ホチキス止め+製本テープの貼り付け(裏側)
STEP
製本テープのもう半分を張り付けて製本の完成!

製本テープの左側もはくり紙を剥がして、張り付けます。貼り付ける時は上下がきれいになるように、微調整しながら折り返すような感じで、徐々に張り付けるときれいに張り付けることが出来ます♪

製本テープの貼り付け(表側)

契約書の捺印・割り印について

契約書には、偽造防止や契約有効性の観点から、署名捺印・割り印が必要となります。

一般的に捺印をする箇所は、下記3か所となりますが、契約当事者双方が押す必要がある点に注意しましょう。

そのため、契約書全体では計6個(3個×2社分)の捺印があることになります。(収入印紙にも割り印を押す場合には+1~2個)

契約書の捺印箇所
  • 表側
  • 署名の捺印
  • 裏側

上記に、契約当事者双方がそれぞれ押印する。

実際の割り印は下記のような感じです。

契約書 表面の割り印
契約書 署名欄の捺印
契約書 裏面の割り印

収入印紙の消印も忘れずに!

契約書に収入印紙を貼る場合には、消印も忘れずにしておきましょう。

収入印紙は貼り付け+消印をすることで初めて印紙税を納付したということになり、消印漏れは印紙税と同額の過怠税の対象(200円の収入印紙の消印が漏れていれば200円の過怠税)となるので要注意です。

なお、この過怠税は罰金という性質なので、当然会社の損金(個人事業主の必要経費)には計上できません。

消印は捺印の他、署名でも問題ありません。一般的には捺印で行う場合が多いかと思いますが、私もすぐに押印できない時はボールペンでの署名で消印をしています。

お客さんが署名・捺印する箇所は付箋で明示する

契約書の製本や自分の署名・捺印が完了したら、後はお客さんに署名・捺印をもらって契約書が完成となります。

お客さんに署名・捺印をしていただく際には、どこにすればよいかを付箋などで示してあげると親切で良いかなと思います!

まとめ

契約書は自社と取引をしてくださるお客様との間での大事な書類になるので、きれいに作成できるとよいですね^^

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