eTaxやeLTAXの利用開始届(通称)では、メールアドレスを入力する欄があります。
納税者自身が利用開始届を出す場合には、ご自身のメールアドレスを入力すればよいですが、税理士が代理申請する場合には自分のアドレスを登録するか、お客さんのアドレスを登録するか少し悩みます。
おそらく顧問先や税理士(事務所)の方針によって変わってくると思いますので、今日はどういう形で登録するのがよいか考えてみます。
お客さんが個人の場合
お客さんが個人の場合は、基本的には税務関係は税理士にお任せというパターンが多いと思います。
そのため、この場合はそもそもお客さんのアドレスを登録せず、税理士のメールアドレスだけを登録する形でも全然いいと思います。
ある程度規模が大きいお客さんや税務関係のメールはご自身でも確認したいなどの希望がある場合だけお客さんのメールアドレスを登録する感じで十分かなと。
個人事業主の方は、往々にして忙しくされていますし、経理や税務回りの煩わしさからは出来るだけ解放してあげる方がいいと思います。
なので、個人のお客さんの場合は、基本は税理士のアドレスを登録するだけで、希望があればサブアドレスにお客さんのアドレスを登録する感じがいいのかなと個人的には思います。
お客さんが法人の場合
お客さんが法人の場合は、経理をされている方がいるかどうかで変わってくるかと思います。
法人といっても、一人会社のパターンも多いと思いますので、その場合は個人事業主と同じように考えた方がお客さんにとっても良いかなと思います。
一人社長も経理や税務回りのことを考えている時間はないですからね。
これに対して、経理担当がいる法人や、自計化されている法人の場合は、お客さんのメールアドレスをメインにして、税理士のアドレスをサブに登録するのがいいのかなと思います。
経理担当の方などがいる場合は、それこそある程度の規模になっていると思いますので、経理や税務関係の情報は会社で管理していくというのがベターではないでしょうか。
会社の成長やM&Aなどにより、顧問税理士がいつ変わるかも分かりませんからね。
以上纏めますと、法人のお客さんの場合は、一人会社であれば個人事業仕と同様に考えて、経理担当がいるようなある程度の規模の法人であればお客さんのメールアドレスをメインにするという感じが良いのかなと考えます。
まとめ
このメールアドレスは、eTaxもeLTAXも利用者情報の変更からいつでも変更はできるので、状況が変化すればその時に変更すれば大丈夫です。
とはいえ、こうした電子申告周りの作業は久しぶりにやるとすっかり忘れていたりするので、出来れば最初の設定時から一番便利な形で登録できると良いかなと思います。