金融公庫などの融資面談では、銀行担当者から事業内容や融資の目的など色々とヒアリングが行われますが、その受け答えをするときはとにかく分かりやすく説明することが大事です。
銀行担当者は確かに融資のプロではありますが、だからと言ってなんでも知っている訳ではありません。自分では当たり前と思っていることも相手にとっては当たり前ではないのです。例えば、
- 誰から買って誰に売っているのかの商流
- 売っている商品やサービスの内容
- その商品やサービスでどれくらいの利益が取れ、将来性はどうなのか
- そのビジネスにはどんなリスクがあるのか
- そもそもなぜそのビジネスを始めたのか
こうした今に至るまでの状況とそれを踏まえてなぜ融資を受けたいのか、その辺を根拠と熱意をもって説明しなければ相手には伝わらないでしょう。
逆に言えば、こうした物語が上手く伝われば融資面談は大成功と言えます。もちろんそのビジネスに強みがあり、融資返済の確実性が高いことが前提ではありますが、より良い融資条件で融資を受けるためにも、融資面談では出来るだけ相手が理解しやすいように分かりやすく、そして丁寧な受け答えをしましょう。
なお、面談でしっかりとした受け答えをするためには、それだけ事前準備にも力を入れる必要があるわけですが、その話はまたどこかで。それではまた。