freee請求書の請求日は売上計上日に合わせる(発行日付ではない)

freeeでは売上の請求書も作れるのでお使いになっている方も多いと思います。私もたまに使っていますが、請求書の作成と会計作業が連動しているので便利ですよね。

そんなfreee請求書ですが、売上計上日については少し注意が必要なので、今日はその辺の話をしようと思います。

まず大前提として、売上計上日は「商品の引き渡し日、サービスの提供日」です。引き渡し日や提供日のタイミングは業種によって微妙に異なりますが、要はその売上の対価を請求できることが確定した日というイメージです。物販であれば出荷日や相手方の検収日、サービス業であればサービスを提供した日という感じです。

よって、freeeで売上請求書を作る際にも、上記前提で日付などに留意しながら作成する必要があります。

例えば、サービス業で3月分の業務を提供したという取引で考えてみましょう。

この場合、請求日は3月末にします。3月20日にサービス提供が完了しているなら請求日は3月20日にするなど、必ず3月末にする必要はなく、実際のサービス提供日にしても問題はありません。

請求日は売上計上日に合わせる

注意すべきなのは、上記請求書を4月に入って作成するような場合に、請求日を4月の作成日にしてはいけないという点です。freeeでは、最初の画面だと請求日に作成日が入るような仕様になっているので、そのまま作成するのではなく、請求日を売上計上日に合わせるように修正しましょう。下記はNGの例です。

請求日は発行日付ではない

上記のように売上計上日と発行日付が月ズレしてしまっていると、売上計上月があるべき月ではなくなってしまうので、基本はNGです。ただ、同じ年度内で、税額に影響がなければ実務上は特にないので、それでも構いませんが、決算月付近で年度を跨ぐような場合は税額にも影響が出てくるので、その場合はちゃんと日付を修正しましょう。

請求日が正しく設定出来たら、それで取引を登録します。下記の「保存して取引を登録」ボタンを押せばOKです。

請求日を3月末にした例だと、実際の請求書は以下のような出来上がりになります。請求日が3月末になっていますね。

そして、実際にfreeeに会計登録された売上取引が下記です。4月17日に登録した請求書の発生日(売上計上された日)はちゃんと3月末になっていて、会計上問題ないことが分かります。

大前提として、売上の計上日は「商品の引き渡し日、サービスの提供日」で、売上請求書の日付もそれに合わせる。特にfreeeだとデフォルトだと請求日が発行日付になっているので、売上計上日が請求日となるように修正が必要ということです。

税額だけじゃなく、経営管理的にも影響がある部分なので、少し面倒ですが、この辺は日頃からちゃんと対応していきましょう!

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