先日自社の決算用に、freeeで作成した仕訳データをMJS(NX-Pro)の会計大将に取り込んでみました。
MJSのサポートさんにも色々聞きながら対応したので、忘れないうちにそのやり方や注意点について纏めておこうと思います。
freeeからMJSに仕訳を取り込む方法と注意点
前提条件・仕訳を取り込むメリットなど
私の会計ソフトや税務ソフトの使い分けとしては、以下のような感じです。
- メインの会計ソフトはfreee(たまにMF)。ただしクラウド会計ニーズがない場合は、MJSの会計大将。
- 税務ソフトはMJS
- 個人事業主はクラウド会計で記帳を行い、確定申告書や決算書はMJSで手打ちで作成。MJSに仕訳を取り込むよりも手打ちで決算書等を作った方が早いので仕訳取り込みは元々していない。
- 法人は決算書や勘定科目内訳書の提出が別途必要→MJSで手作業で決算書と勘定科目内訳書を作るのは結構めんどくさそう→仕訳を取り込んでMJS内で会計データ保持すれば、決算書も勘定科目内訳書もほぼ自動化出来る。
今回仕訳を取り込んだのも、一番下の赤字が目的です。
個人事業主は確定申告書と一緒に手作業で決算書を作ってもそこまでの手間でもないのですが、法人の場合はBS、PL、SSを手作業で作るのがかなりめんどくさそうでした。(もっといいやり方があるのかもですが)
freeeやExcelで決算書・勘定科目内訳書を作って別途紙提出する方法もありますが、ずっとそれをやっていても非効率かなと思ったので、法人はfreeeの会計データをMJSに取り込むことにしました。
具体的な仕訳の取込方法と注意点
具体的なやり方等については、MJSのFAQとfreeeの説明ページでそれぞれ説明がありますので、それで8割がたは分かります。
MJS FAQ「freeeから抽出した仕訳データを会計大将に取り込むにはどうすれば良いですか。」(FAQ番号:8674。閲覧するためにはログインが必要です)
freee説明「仕訳帳を出力してミロク情報サービス社の会計ソフトに取り込む」
<基本的な流れ>
- freeeで仕訳データを完成させる。
- freeeから仕訳データのエクスポート。freeeの(インポート用の)科目コードにMJSの科目コードを設定する。
- MJSに仕訳データをインポートして完了。
<作業時のポイントや注意点>
上記②について、例えば下記のような感じで設定します。
設定する科目コードはMJSの科目コードで、これを設定しておくことで、科目名をMJSの科目コードに変換した仕訳データをfreeeからエクスポートすることが出来ます。
MJSの科目コードは、MJSの勘定科目一覧表等で確認します。
この時、複合仕訳の通過勘定となる「複合」の設定も忘れないように。私は「複合」の設定を忘れていて、エラーになりました。
上記③について、決算整理仕訳も含む場合は、「91月」(若しくは「92月」「93月」)というMJS内での決算整理を意味する月までを対象月で含める必要があります。
私が躓いてしまった注意点としては、以上の通りです。
freee側で設定した変換コードは一度設定すれば、次回以降は保持されている感じがするので、2回目以降は比較的すんなり出来るかなと思います。
なお、MJSへの仕訳の取り込みは、上書きとなるため、仕訳取り込み後の仕訳の修正においては、重複等に注意しましょう。
まとめ
以上、freeeからMJSに仕訳を取り込む方法と注意点についてでした。
参考になりましたら幸いです。