最近お客さんと話していてこの考え方はいいなと我ながら思ったので皆さんにもご紹介します。
それは、時間やお金、精神力などの経営資源は「攻め」「守り」「チャレンジ」の3つにバランスよく振り分けるのが大事ということです。
この3つにバランスよく経営支援を配分すれは、経営は安定し、かつ将来の成長も可能になってきます。
具体的に言うと、
「攻め」
→既存事業の主力となっている商品やサービス
→今すでにある武器で目下お金を稼ぐ有効な手段として手堅く伸ばしていきたい
「守り」
→そこまでモチベーションはないけど生活のために必要な仕事
→将来的には続けないかもしれないけど、今ある生活を安定させ精神を安定させるためにも最低限は続ける
「チャレンジ」
→新規事業で将来的に伸ばしていきたい分野
→既存事業だけだといつか競合他社との競争になるので、そこで勝つためにお金や時間を投資していく
この「攻め」と「守り」と「チャレンジ」のバランスを意識していれば、日頃の生活は安定しつつ、短期的にも中長期的にも成長し続けられる事業になっていくのではと私は考えます。
お金が無くなると精神的にかなりきつくなるので、あまりモチベーションが出なくても身銭が稼げる仕事はした方が良いです。固定収入的なイメージです(守り)
それと同時に今持っている武器(サービス力・商品力・技術力など)で割と熱い分野があればそこも積極的に頑張るべきです。例えばニーズ多めの分野や相手のお金払いがいい相手向け(例えば企業向け)など(攻め)
上記2つだけでもしっかりと意識すれば、攻めと守りはカバー出来て生活も経営は安定すると思いますが、もう一つ頑張って将来への種まきも忘れずに行いましょう。どんな業界でもいずれは新規参入が現れ、競合他社との競争になります。継続的に将来への投資をしていればそういう時でも自社の優位性を確保でき、中長期的に成長し続けることが出来るでしょう(チャレンジ)
この3つのバランスですが、最初は「守り」を多めに生活や経営の安定化を重視して、その後生活や経営が安定してきたら、徐々に「攻め」と「チャレンジ」の割合を増やしていくのがリスクを小さくするという意味では良いかなと思います。
最初から「攻め」や「チャレンジ」の割合を大きくすると、それが失敗した時に一気に苦しくなるので、最初はある程度「守り」を意識した経営をするのが個人的にはお勧めです。
私自身、会計事務所(税理士業)として独立してまもなく4年が経とうとしていますが、仕事内容は「守り」から入って徐々に「攻め」の領域を厚くし、今では「チャレンジ」に注力しています。そのバランスのとり方もあってか、独立開業してからここまで成長スピードはそこまで早くないものの、安定した経営になっているような気がします。
今ではここまで地道にためたノウハウや人脈を活かして、横展開や新規事業へのチャレンジが出来ています。
以上、経営は「攻め」と「守り」と「チャレンジ」のバランスが大事ですよーという話でした。
ご自分でビジネスをされている方はこの3つのバランスを考えてみてはいかがでしょうか。