税務顧問契約を結んだ場合には毎月顧問料をいただくことになるのですが、その支払い方法は当事務所では口座振替でお願いしています。そして、この口座振替サービスは、税理士向けに特化してサービスを提供している日税ビジネスサービスさんの「報酬自動支払制度」を使っています。
この報酬自動支払制度は使い方もシンプルでかつ必要十分な機能が備わっており、料金もリーズナブルで、非常に良いサービスだなと感じています。本記事では、この日税さんの報酬自動支払制度について、日頃便利だなーと感じている点などをお話したいと思います!
日税の報酬自動支払制度のここが便利!
初期登録をすれば後は何もしなくていい
口座振替ってどうせ最初の設定とかめんどくさいんでしょー?と最初は思っていました。確かに慣れるまではちょっと大変でしたが、一度慣れてしまえば、超簡単です!1~2件やれば慣れると思います。
例えば、ある顧問先の設定をする際の流れとしては、①口座振替依頼書への記入→②①を金融機関へ郵送→③請求管理システムに請求情報を登録、となります。このうち、①と②はちょっとアナログで、お客さんとのやり取りも必要なので多少手間ですが、そこさえ終われば、後は下記のような請求情報(基本情報・請求金額・請求タイミングなど)をネット上の請求管理システムに登録するだけ(③)です。
以上の作業が終われば、後は毎月28日か5日(選択)にお客さんの口座から自動で引き落としがされて、振替日の3日後に自分の口座に合算された報酬が入金される仕組みです。
お客さんには、振替日の5営業日前くらいにハガキ(1件65円)やメール(無料)でお知らせをすることも可能なので、お客さんにわざわざ連絡する必要もありません!
最初の登録作業だけやれば、後は何もしなくても入金されていくので、ホントに便利だなーと思います^^
もちろん、途中で請求金額を変えたり、臨時の請求を追加したりなども出来ます。その作業も請求管理システムでいつでも変更出来るので、すごく簡単です。
請求管理システムのe-NETが使いやすい
請求管理システムはネット上のシステムとしていつでもアクセスできますし、操作性も申し分なく、請求業務に必要な機能も必要十分に備わっているので、とても使いやすいです。
備わっている機能としては下記があります。
- 関与先情報の登録・確認・変更
- 請求金額の入力(月次・臨時・立替金)
- 確定済請求金額の確認
- 振替結果の確認(PDF・CSVで出力可)
- 未収金の確認・再振替設定・入金消込
- 各種資料、各種設定
基本的には、初回の引き落とし時の設定と、後は毎月の入金明細を確認するぐらいしか使いませんが、それ以外でも未収金の管理や便利な資料も色々とあるので、充実したシステムになっていると思います!
個人的には、一見複雑そうなのですが、使い慣れてくると非常に操作性も良くて、シンプルなシステム設計になっているのでとても使い勝手が良いです。
例えば、入金明細は、請求種類別や顧問先別、そして合計とかで分かりやすく確認することが出来るので、顧問報酬の消込管理も非常にやりやすいです。
請求方法が結構融通が利く(臨時請求や立替請求も可能)
請求方法は、毎月の定額報酬の他にも、臨時報酬や立替経費の請求区分などもあるので、そういったイレギュラーな対応も可能です。
例えば、決算月にだけ発生する決算報酬や、過去月分を遡及して請求する場合は臨時報酬を請求管理システムに登録すれは、その請求月だけ臨時報酬が請求されて、翌月になればその臨時報酬は自動的に消えています。
立替経費の請求でも、顧問報酬と同じように、毎月定額で請求する方法と臨時で請求する2つの方法があります。
税理士報酬はお客さんによって請求方法が結構変わってきたりするので、こういった痒い所に手が届く請求方法の自由さはとても便利です。ちなみに、源泉税の計算などももちろん対応しています!
利用料金がリーズナブル(月2千円+1件300円+α)
日税の報酬自動支払制度の利用料金としては、基本的には以下の通りです。
ただ、毎月お客さんにハガキで振替をお知らせする場合には、1件65円(税別)かかります。例えば、このハガキも利用して、顧問先10件で導入する場合の利用料金としては以下のような計算になります。
{基本料 1,800円+手数料 305円(=240円+65円)×利用件数 10件}×消費税 1.1+振込手数料 330円=利用料金 5,665円
自分がする作業は最初の登録作業だけで、後は毎月何もしなくてもお客さんへの連絡、料金の引き落とし、自分の口座への振込まですべてやってくれるので、私はとてもリーズナブルに感じます。(そして、なんといっても楽です!)
利用料金が定額というのも良いですね!
安心のサポート体制
日税の報酬自動支払制度では、サポート体制も充実しています。
口座振替依頼書の書き方や金融機関への提出方法、請求管理システムの使い方など困ったことがあれば電話すれば丁寧に教えてくれます。なので、とっても安心!
各種資料も充実しているので、電話しなくても一通りのことは分かります。
安かろう悪かろうではありませんが、もっと安い自動振替サービスがあったとしても、サポート体制がチャットのみとか、メールのみとかだとすごいストレス溜まると思うんですよね・・・。その点、日税の報酬自動支払制度では、電話で色々聞けちゃうので無問題!
請求業務の効率化は業務効率化では重要!
請求業務を日税の報酬自動支払制度にして思ったことは、請求業務の効率化のインパクトはとても大きいということです。
請求業務は、1件1件個別にやろうとすると、請求書の発行、入金確認、消込作業があり、その都度お客さんとのやり取りも発生します。もし入金がなければ督促なども発生してきます。。。
こんなことを毎月やってたんじゃ全然仕事にならないので、請求業務で効率化・自動化できる部分はどんどん自動化した方が良いと思います!
私の場合は税理士業なので、日税の報酬自動支払制度がマッチしていましたが、ご自身のビジネス内容に合わせて、請求業務の効率化を検討することはとても有益だと思います!
まとめ
以上、日税の報酬自動支払制度が便利すぎるという話でした。
なんか日税の報酬自動支払制度の回し者みたいな記事になってしまいましたが(笑)、何かもらっているわけではありません。素直にいいサービス・機能だと思っているので、お伝えさせて頂きました!
また、請求業務の効率化という観点では、料金の口座振替での請求はかなり有効だと思いますので、ご自身の業態でも出来そうな場合には、是非導入を検討されると良いんじゃないかなと思います^^