最近は個人の振替納税以外の納付方法も充実してきて、例えばAmazonペイなどのスマホアプリ納付やクレジットカード納付など色々とあります。スマホアプリ納付やクレジットカード納付だとポイントが溜まるのがメリットですね。
そんな便利でメリットの多いスマホアプリ等での納付ですが、振替納税も設定している場合には二重で納付とならないように注意しましょう。
二重納付の恐れがあるのは、振替納税を設定している時でもスマホアプリ等での納付が可能だからです。確定申告だと、振替納税の振替日が納期限よりも後に設定されており、振替日までにスマホアプリ等で納付しておけば、基本的には振替納税の手続きは行われません。
ただし、本記事のサムネにもしていますが、所得税の予定納税や確定申告の延納は納期限と振替日が同日となっており、納期限当日にスマホアプリ等で納付すると振替納税も処理がされてしまい、納税が二重となってしまうので注意しましょう。
Q1-8 振替納税を利用しているのですが、スマホアプリ納付を利用するに当たり、何か注意することはありますか。
また、通常の確定申告の納税でも、振替日ギリギリでの納付や、スマホアプリ等での納付が金額誤り・整理番号未記入で紐づけられていない等があると、振替納税の停止処理が正しく機能しないリスクもゼロではありませんので、振替納税を設定している時にスマホアプリ等で納付するときはくれぐれも二重払いにご注意ください。
仮に二重払いが発覚した場合には、税務署に連絡すれば返金は可能と思いますが、それなりの手間はかかるでしょうし、避けたいところです。
このような余計な事態を招かないためにも、今後もスマホアプリ等で納付する場合には、振替納税は解約することをオススメします。振替納税の解約を希望する場合は、所轄の税務署へ連絡が必要です。
以上、参考になりましたら幸いです。